2013年10月22日07時01分
【市況】NY株式:ダウは7ドル安、米国9月雇用統計を見極めたいとのムードが優勢に
21日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は7.45ドル安の15392.20、ナスダックは5.77ポイント高の3920.05で取引を終了した。先週の株価急騰を受けて利益確定の動きが広がったほか、一部企業の冴えない決算が嫌気され、上値の重い展開となった。また9月雇用統計の発表が22日に予定されており、内容を見極めたいとの見方から手控える向きも多く、小幅な値動きに終始した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や電気通信サービスが上昇する一方、医薬品・バイオテクノロジーや家庭用品・パーソナル用品が下落した。
アパレルのVFコープ(VFC)は好決算と増配、株式分割を発表して上昇。玩具メーカーのハズブロ(HAS)も決算が予想を上回り堅調推移となった。22日、新製品発表イベントを予定している携帯端末メーカーのアップル(AAPL)は、ソシエテ・ジェネラルの投資判断引上げで上昇。太陽光発電システムのファースト・ソーラー(FSLR)は、JPモルガンが強気の見方を示し急騰となった。一方で、ファストフードのマクドナルド(MCD)は慎重な業績見通しを示し下落。エンジニアリングのハリバートン(HAL)は決算で売上高が予想を下回ったことや、慎重な見通しが嫌気されて軟調推移となった。
動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)がマーケット終了後に発表した決算が予想を上回り、時間外取引で大幅高となっている。年初来で株価は4倍以上と、S&P500構成銘柄で最大の上昇率となっている。
(Horiko Capital Management LLC)
《KO》
提供:フィスコ