トップページ国際ニュース一覧中国・ハルビン PM2.5計測不能の高さ
ニュース詳細

中国・ハルビン PM2.5計測不能の高さ
10月21日 14時5分

中国・ハルビン PM2.5計測不能の高さ
K10054286211_1310212150_1310212207.mp4

中国東北部のハルビンで、大気汚染物質PM2.5の濃度が正確に計測できないほど高いレベルに達し、地元政府はほとんどの学校を休校にしたのをはじめ、バスの運行を取りやめるなど生活への影響が広がっています。

中国東北部・黒竜江省のハルビンでは、20日から大気汚染物質を含む濃いもやに覆われていて、夜になってPM2.5の1時間当たりの平均濃度が多くの計測地点で1立方メートル当たり1000マイクログラムを超え、正確に計測できないほど深刻なレベルにまで達しています。
また、24時間当たりの平均濃度も1立方メートル当たり800マイクログラムに達しました。
日本では、1日の平均濃度が70マイクログラムを超えると健康に影響を及ぼすおそれがあるとして外出を控えるよう注意を呼びかけるという暫定的な指針がありますが、ハルビンの濃度は、その10倍以上となっています。
こうした事態を受けて、ハルビン市は、21日朝、小学校から高校までの学校をすべて休校にしたほか、視界が50メートルを下回っていることから、公共バスの運行を取りやめたり、運行本数を減らしており、生活への影響が広がっています。
寒さの厳しい黒竜江省や吉林省では、家庭に一斉に暖房が入る「集中暖房」が始まっていて、石炭が大量に使われたことが、今回の大気汚染の原因だという見方が出ています。

[関連ニュース]
k10015428621000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ