国際中国ハルビンの大気汚染、計測器振り切れ最悪の「爆表」に2013.10.21 13:47

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中国ハルビンの大気汚染、計測器振り切れ最悪の「爆表」に

2013.10.21 13:47 中国
有害物質を含んだスモッグに包まれたハルビン市=21日、中国黒竜江省(共同)

有害物質を含んだスモッグに包まれたハルビン市=21日、中国黒竜江省(共同)

 【中国総局】中国黒竜江省のハルビンで、20日から21日にかけ、大気汚染の指標(AQI)が最悪の状態を示す500を突破し、計測不能に陥った。中国の大気監視サイトによると、主な汚染原因である微小粒子状物質PM2・5は、同市内の一部で21日午前現在、大気1立方メートル中の濃度が最大1000マイクログラムと、きわめて高いレベルに達した。

 新華社通信によると、ハルビン市内の視界は、21日午前に50メートル以下にまで低下。全市内の小中学校が臨時休校となったほか、省内の高速道路が閉鎖された。

 ハルビン周辺では、汚染物質の拡散しにくい気象条件に加え、20日から暖房のための熱供給が市内全域で始まったことで、汚染に拍車がかかったとみられている。汚染の激しさについて、新華社通信も市内各地で「爆表」(計測不能)を示したと伝えた。

 地元の共産党・行政機関では、工場の排出ガスに監視を強めたほか、収穫を終えた農地での焼却作業をやめるよう指導に乗り出した。

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有害物質を含むスモッグのためマスクを着け街を歩くハルビン市の人々=21日、中国黒竜江省(CFP提供・ゲッティ=共同)

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