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「慰安婦=性奴隷」のウソに終止符を!なでしこアクション代表山本優美子インタビュー

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今、慰安婦像が次々とアメリカ国内で設置されている。その報道を知り、反対運動に立ち上がった女性グループがいた。

―なでしこアクションとは

 なでしこアクションは〝「慰安婦=性奴隷」のウソに終止符を〟をスローガンに、インターネット上で集まった有志たちで構成されています。その活動はネット上とリアルを問いません。街頭活動や集会も主催しましたが、最近はインターネットが主な活動の場所です。未だ顔を知らない協力者も多く存在します。

 また、私たちは特定の政治団体や宗教につながっておらず、会員制などでもありません。パソコンをお持ちの方ならばどなたでも参加することができますので、ご協力をいただける方は是非参加していただければと思います。
 http://nadesiko-action.org/



―男性の慰安婦批判はいじめ

 現在、自分たちが被害者であると主張するおばあさんを中心に「慰安婦は日本兵に強制連行された」という間違った歴史認識を持っている団体が数多く存在します。とても厄介な団体ですが、今まではその団体に対して、主に男性で構成される保守層の方々が反論をしてくれていました。

 ところがある日、私たちは、世間の人にとって保守層の男性が反論をしている光景は「過去にひどいことをされたおばあさんたちが、また男に虐められている...」と見えているということを知りました。このままでいけないと考えた私たちは「ならば同性である私たち女性が立ち上がれば、そのような構図はできあがらないのではないか」と思い、団体を設立させました。

 慰安婦像設置までの流れですが、普通は、決議にかけられ、それが通ることで設置となるというのが普通のあり方です。しかし、あらかじめ設置されることが決まっており、そこから決議にかけられたのではないか、ということがありました。

 それが先のグレンデール市における慰安婦像設置です。

―マスコミが報道しないグレンデール市の慰安婦像設置の真実

 まずこのグレンデール市は2012年の7月日に韓国慰安婦記念日宣言をし、コリアンコンフォートウーマンメモリアルデーを定めました。アメリカという国の一部であるはずの市がこんなことを行うこと自体がおかしな話です。

 また、この宣言にあたっての大きな要因の1つが当時の市長を務めていたクインテロ氏が韓国側に完全に取り込まれていることにあります。

 クインテロ氏は2013年の4月までの任期でしたが、その任期が終わるとすぐに韓国へ(建前上では)視察に行っています。その訪問先も、「自分は強制連行された慰安婦」だと名乗る韓国人女性が共同生活をおくっているナヌムの家や、ソウルの慰安婦博物館、さらには日本大使館前に設置された慰安婦像との記念撮影など、韓国によって間違った知識が植え付けられていることがよくわかります。

 それから約3ヶ月後の2013年7月9日。慰安婦像設置の最終公聴会議が行われました。実はその時、日本人は初めて表に出て堂々と反対意見を述べたのです。

 約100名収容の会議室は満席となりロビーまで人が溢れました。発言は日本系名、韓国系7名。韓国側は今まで大人しかった日本人が立ち上がったことに驚いたはずです。

 結果はご存知の通り「設置」という形になってしまいました。ですが、最終決議からわずか日ほどの7月30日にブロンズ像を設置することができるのでしょうか。 

 あくまで推測ではあるのですが、反対意見が多数を占めていたにも関わらず、それを無視した決議や、像の制作、韓国からアメリカまでの輸送にかかった時間諸々を考えると、これは明らかに出来レースだったと思います。

―虐殺されたアルメニア系の民族

 今回のグレンデール市における慰安婦像設置の裏には韓国による「被害者への同情意識を誘う」工作がありました。先ほどあげたクインテロ市長への吹聴もそうですが、韓国はグレンデール市の人口の3割~4割を占めているアルメニア系の人々を扇動していました。

 このアルメニア系の人々は、トルコ人によって自分たちの民族を大量虐殺されたという歴史をもっており、戦争被害者への同情心がものすごく高いのです。現にアメリカ国内でも「トルコ人によるアルメニア系民族大量虐殺記念碑」というのも数多く存在します。

 ですので、韓国はこの被害者への同情心の高さを巧みに利用し、市民を扇動しました。しかも、5名の市議会議員で構成されるグレンデール市議会のうち2名がアルメニア系でしたので、その議員たちは被害者への同情心を強く煽られ、韓国の味方に立ってしまいます。

 そのため、当時市長であったクインテロ氏と、アルメニア系議員は韓国に洗脳され、すでに5人中3人は韓国側についているという状況での決議となってしまったのです。

JAPANISM
青林堂刊行。

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