韓国原発会社 安全未確認の日本製原発部品輸入か
【ソウル聯合ニュース】韓国の原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)が安全確認の手続きを行っていないと報じられた日本メーカーから原発部品を輸入したと、国会の未来創造科学放送通信委員会所属の崔載千(チェ・ジェチョン)議員(民主党)が17日に指摘した。
韓水原は2004年以降、日立製作所、東芝、三菱重工業と計9件の契約を結び、699億2700万ウォン(約65億円)の原発部品を輸入したという。
毎日新聞は2012年までの10年間に日本から輸出された約1248億円分の原発関連機器のうち、4割以上は安全確認の手続きを経ていないと報じた。崔氏は韓国が輸入した部品も安全性が確認されていないと主張。韓水原に対し、品質確認などを立証する書類を提出するよう求めたが、韓水原は提出しなかったという。
崔氏は「国民の安全に直結する問題のため、輸入手続きで適切な検証を行ったかどうか明確にすべきだ」と述べた。
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