国会改革「協議進展に期待」10月21日 20時26分
菅官房長官は午後の記者会見で、総理大臣や閣僚の国会審議への出席の在り方などを見直す国会改革について、「首脳外交や閣僚間の対外的な調整が極めて大事であり、国益にかなうような改革をぜひ行っていただきたい」と述べ、政党間協議の進展に期待感を示しました。
この中で菅官房長官は、総理大臣や閣僚の国会審議への出席の在り方などを見直す国会改革に関連して、「世界と比較して、日本は総理大臣が国会に縛られる時間が圧倒的に多い。確か日本が120数日、英国が38日、ドイツは11日か12日だ」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、自民党の石破幹事長が国会改革を協議するため、今週中にもすべての党に幹事長・書記局長会談を呼びかける考えを示していることについて、「それぞれの政党も国会改革の必要性は感じているので、政党間の動きを注視していきたい。首脳外交や閣僚間の対外的な調整が極めて大事であり、国益にかなうような改革をぜひ行っていただきたい」と述べ、国会改革を巡る政党間協議の進展に期待感を示しました。
石破幹事長「合意できたものから実施を」
自民党の石破幹事長は、記者会見で、総理大臣や閣僚の国会審議への出席の在り方などを見直す国会改革について、与野党の協議で合意できたものから、順次、今の国会でも実施していきたいという考えを示しました。
この中で、自民党の石破幹事長は国会改革について、「急がないと、どんどん国益を損ねることになる。総理大臣や閣僚が国務に専念できるよう、国権の最高機関がどういう形で役割を果たすか検討すべきだ。あさって民主党が改革案をまとめると聞いており、それを受けて、すべての党に幹事長・書記局長会談を呼びかけたい」と述べました。
そのうえで、石破氏は、政府側への質問通告は2日前までに行うことなどを例に挙げ、「今国会中に1つでも2つでも答えを出していく」と述べ、与野党の協議で合意できたものから、順次、今の国会でも実施していきたいという考えを示しました。
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