日銀の櫛田誠希大阪支店長は21日午後、全国支店長会議後の記者会見で、近畿の輸出動向について「回復のけん引力という意味ではやや力不足な面がある」との認識を示した。「新興国における資源開発や基盤整備の(需要)減退を背景に機械関係でやや弱めにある」と説明した。
「全体としてみると輸出は持ち直し傾向を維持している」と述べた。具体的には主力の電子部品・デバイス関連は新型スマートフォン(スマホ)向けの需要が旺盛で「高水準の生産が期待できる」と語った。液晶関連も「円高是正による競争力の回復、相応の需要が確認できる」と指摘した。
先行きのリスク要因に関連し、鉄鋼など素材関連について「中国を中心に海外の設備過剰で、アジア地域自体需給は緩んでいる」との見方を示した。併せて「新興国経済、アジア経済が今後どうなっていくかが気になる部分だ」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
日銀、けん引力、スマホ
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