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【競馬・ボート・競輪】[競馬]エピファネイアが優勝 第74回菊花賞2013年10月21日 紙面から クラシック最終戦「第74回菊花賞」(GI・20日・京都・芝3000メートル)は、単勝1番人気のエピファネイアが前半折り合いに不安を見せながらも3番手でじっと我慢し、直線鮮やかに抜け出して、GI初勝利、最後の1冠を手にした。タイムは3分5秒2だった。福永祐一騎手(36)は菊花賞初勝利で、JRA重賞101勝目、角居勝彦調教師(49)は2004年デルタブルース以来の同レース2勝目で、同重賞51勝目。サトノノブレスが5馬身差の2着、バンデが3着に逃げ粘った。 ようやく人馬の悲願が結実した。「やっと。やっとや」。エピファネイアとともに検量室前に引き揚げてきた福永はそう繰り返し、角居師と固い握手を交わした。皐月賞、ダービーで2着に敗れた悔しさ。自身42度目の挑戦で、ようやく手にした初の牡馬クラシックのタイトル。そして自らが主戦を務めたシーザリオとの母子クラシック制覇を果たした。大きく息をつき、全てが報われた瞬間をかみしめた。 「完璧なレースができた。過去は取り戻せないし、これで返せたとも思わないけど、きょう(20日)は何としても勝たなければいけないと思っていた。格別です」。 トップスタートを切ると道中は3番手。1周目のスタンド前で少し行きたがったが、懸命になだめた。向正面で落ち着きを取り戻すと抜群の手応えで直線へ。自信を持って仕掛けると「最後はノーステッキだった」と不良馬場をものともせず、後続を5馬身突き放した。9、10Rの騎乗依頼を断り、神経を研ぎ澄まして臨んだ大一番で最高の結果を残した。 ダブルでのオメデタだ。3月に婚約し、8月に入籍した元フジテレビアナウンサーの翠(みどり)夫人が第1子を妊娠。来年3月に一児のパパになる予定だ。「家庭を持って頑張らないとと思っていた時に結果が出せた。一番応援してくれているし、いい報告ができるので良かった」。いつも支えてくれる家族の存在が、人気の重圧と向き合った自身を勇気づけた。 父・洋一元騎手との菊花賞親子Vも達成。「おやじはもっと勝っていますから。そんなに威張れるものでもない」と照れ笑いしたが、視線は既に次の戦いを見据えている。「これからは古馬のGIホースが相手。人馬ともにパワーアップしていかないと」。ラスト1冠で大輪の花を咲かせたコンビが、今度は歴戦の古馬撃破を目指して走り続ける。 (京都取材班)
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