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【ゴルフ】

石川遼が5位浮上

2013年10月21日 紙面から

◇シュライナーズホスピタルOP<第3日>

 ▽19日、米国ネバダ州ラスベガス、TPCサマリン(7223ヤード、パー71)▽晴れ、気温28度、弱風▽賞金総額600万ドル、優勝108万ドル▽71選手

 【ラスベガス(米ネバダ州)テッド・ムース】石川遼(22)=カシオ=が好調を持続、4バーディー、1ボギーの68で回り、通算12アンダーで前日の9位から5位に浮上した。首位の通算19アンダー、ウェブ・シンプソン(米国)とは7打差あるが、好スコアの出やすいコースだけに、爆発すれば最終日に優勝争いに絡める可能性もある。

 スコアを3つ伸ばして5位に浮上。しかし、石川は満足できない。毎日4アンダーずつ積み重ねることを目標にしているだけに、これでは物足りないと言いたそう。前日までと同じく、前半苦しんで後半伸ばす展開に「満足感はちょっとかな。この3日間、流れをもう少し早くつかめれば」と悔しそうだ。

 その前半は、ピンチらしいピンチはなかったものの、バーディーパットが惜しくも外れるシーンの連続。いらいらが募ったのか、9番パー5ではアプローチショットをミスすると、クラブを振り上げて感情をあらわにした。

 本人はその気持ちを引きずったまま後半に入ったという。昨シーズンはそうして崩れてしまうケースも多かった。ところが、12番でこの日初バーディーを奪うと、13番パー5で残り262ヤードの第2打を5番ウッドを振り抜くと、ボールはピンをかすめて上3メートルにつけるスーパーショット。16、17番も取り「(前半の精神状態から)戻ってこられたのは、自分でもびっくり。あのドタバタ感からすると、4つバーディーが取れるなんて」と振り返った。

 前週のシーズン開幕戦に続いて、3日目まで60台のスコアをそろえた。ショットの安定がその土台となっているが、「自分では普通にやっている感じ。テンションがそこまで上がるぐらい絶好調というわけでもない」と冷静に分析した。それでも「最終日は早く4つ伸ばして16アンダーにしたい。そうすれば、優勝争いのチャンスはある」とも。ライバル松山英樹のいない大会で、ひそかにV争いを目指している。

 

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