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【プロ野球】

伊東監督「マー君を引きずり出せ」

2013年10月21日 紙面から

雨の中、ベンチへ戻るロッテの伊東監督(佐藤哲紀撮影)

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 マー君を引きずり出せ! これが1勝3敗と崖っぷちに追い込まれたチームへの、伊東監督の要求だ。「何とかマー君をもう一度引きずり出して、今度こそ、たたきたい。そのためにはまず1つ勝たないと」。レギュラーシーズンで3試合、このファイナルステージ初戦と4戦全敗を喫している田中に、このまま勝ち逃げさせるつもりはない。

 この日雨天中止になったことで、田中が中4日で再登板してくる可能性も出てきたが、それも望むところだ。仕切り直しの第4戦、唐川VS辛島の“カラカラ対決”を制して2勝3敗とし、第5戦で田中に雪辱を果たすつもりだ。

 練習中に雨脚が強くなり、試合開始35分前に中止が決定。「この天気の中でやるよりは、いい条件でやりたいし、お客さんもかわいそう。選手もリセットできるんじゃないかな」と言い、悪い流れを変えたいロッテにとっては、恵みの雨になったようだ。

 ここまで3試合とも、相手先発に9イニングを抑えられてきた。うち2試合は田中と美馬にゼロ封負けで、勝った1試合も則本には9回まで1点に抑えられた。「この流れを切らなきゃいけない。ウチのバッテリーはよく抑え込んでいるから、あとは点を取れるかどうか。短期決戦は先手必勝。ストライクはどんどん振って、序盤に先制してほしい」と、反撃のカギに打線の奮起を促した。

 また、「同一カード6連戦なんてめったにないこと。3試合終わって、あと3試合やる前に、休みが入るのもちょうどいいんじゃない?」とニヤリ。2010年の再現となる逆転CSファイナル突破に向けて、残り3連勝を期す。 (竹村和佳子)

 

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