阪神の外れ1位候補に浮上した森友。捕手も補強ポイントだ【拡大】
昨年のドラフト会議では藤浪を4球団競合の末、獲得に成功。その後の藤浪フィーバーで、借金「20」の5位に終わったシーズンの重い空気を一気に払拭。藤浪は虎の高卒新人としては1967年の江夏豊氏以来となる2けた勝利を挙げた。
仮に、和田監督がドラフトのクジで“本命”を外したとしても落ち込むことはない。藤浪の“前女房”の森友がいる。大阪桐蔭時代に聖地を沸かせたコンビが近い将来、虎でバッテリーを組む。
近年の外れ1位からブレークした選手
★岡田貴弘外野手(履正社) 2005年のドラフト会議で2球団競合の末、辻内崇伸投手(巨人入団)の指名に敗れたオリックスが獲得。3年目でT-岡田として本塁打王
★坂本勇人内野手(光星学院=現八戸学院光星) 06年、3球団競合の末、堂上直倫(中日入団)の獲得に失敗した巨人が獲得。ちなみに阪神も堂上の争奪戦に敗れ、その時に獲得したのが野原将志(長崎日大=今季限りで戦力外)
★松永昂大投手(大阪ガス) 12年、藤浪晋太郎(阪神入団)を4球団で争って敗れたロッテがオリックスとの抽選の末に獲得。今季は58試合で30HP
森 友哉(もり ともや)
捕手。1995年(平成7)年8月8日、大阪府堺市生まれ、18歳。御池台小では庭代台ビクトリーで野球を始め、東百舌鳥中時代は堺ビッグボーイズに在籍し、捕手兼投手で2度全国大会出場。大阪桐蔭では2年時に藤浪(現阪神)とバッテリーを組んで甲子園を春夏連覇。昨秋から主将。今夏の選手権は3回戦で明徳義塾(高知)に敗れた。甲子園通算14試合で打率・473(55打数26安打)、5本塁打、11打点。高校通算41本塁打。遠投95メートル。1メートル70、80キロ。右投げ左打ち。
(紙面から)