サムライジャパンの小久保監督【拡大】
日の丸を背負う戦いが、すぐそこに待っている。松田がヤングGを寄せつけず、最速146キロの直球で1回を無失点。11月に初陣を迎える小久保ジャパンにむけて気合十分だ。
「聞いていないですけど、選ばれればすごい経験になると思います」
日本を変えた男と同じ名を持つリョーマが、26歳以下のプロアマで構成される日本代表に招集され、クローザーを任される可能性が高まった。10代の剛腕リリーバーは、球界を見渡してもそうはいない。初の国際舞台を3年目の来季にむけてのキッカケにしたい。
広島とのCS第1戦の前日11日に出場選手登録を抹消され、失意の中、16日に宮崎入りした。17日の斗山戦(アイビー)での登板は、1回3安打2失点。雪辱を期して、2戦目のマウンドに上がった。
「まだ高めに行った球もありましたけど、真っすぐを多めに投げて抑えられたので、よかった」
宿敵巨人。しかも1軍クラスの松本哲、藤村らと向き合い、松本哲はこの日の最速146キロで左邪飛に斬った。確かな手応えに、小走りで笑顔を浮かべながらマウンドを降りた。