東京ガス時代に同僚だった美馬(右)に刺激を受けた【拡大】
高校、大学を経て社会人へ。その過程も同じ。東京ガス時代は榎田が先発、美馬が抑え。強豪チームの仲良しコンビでもあった。
プロに入って3年目。先発転向1シーズン目の榎田は、楽天戦の先発を希望したこともあったほど。もちろん、美馬と投げ合いたいから。一足早く、救援から先発に転向していた美馬は、お手本でもあった。
シーズンは18試合登板で6勝5敗、防御率4・12の美馬に対して、榎田は16試合、4勝9敗、3・61。榎田の負け数が目立つ程度の差だったが、肝心のポストシーズンで大きな差をつけられた。勝者と敗者-。
「ことし1年、先発調整をしてきて、思っていたのと違う点がいくつかあった。来年に向けて、生かしたいし、しっかりコンディション作りもしていきたいです」
すでに先発・榎田の2014年はスタートしている。1年後、刺激を受けた親友に感謝するために。
(紙面から)