2013.10.21 05:02(1/2ページ)

阪神・榎田、美馬見て燃えた「刺激にしたい」

来季にむけて甲子園でトレーニングに励む榎田

来季にむけて甲子園でトレーニングに励む榎田【拡大】

 先発転向1年目を不本意な成績で終えた阪神・榎田大樹投手(27)が20日、来シーズンの飛躍&ポストシーズンでの快投を誓った。東京ガス時代のチームメート、楽天・美馬学投手(27)が前日19日のパ・リーグのクライマックスシリーズのファイナルステージで完封勝利を挙げた姿に感銘を受けたのだ。「刺激にしたい」。真価が問われる先発2年目に挑む。

 同い年でもある、かつてのチームメートの快投は、どんな言葉にも勝るパワーの源だ。榎田が“前日の野球中継”に興奮していた。

 「プロとして、自分もああいう舞台で投げなければいけないと思いました。刺激になりました」

 甲子園クラブハウスでの練習を終えた駐車場。報道陣が雨にぬれるのを気遣って、わざわざ屋根のある場所まで戻ってきた心優しき左腕が振り返ったのは、パのCSでロッテ打線を完封した美馬だ。親友の晴れ姿に、心の中で拍手した。

 榎田と美馬。ともに東京ガスから3年前のドラフト会議で指名を受けてプロ入りした。榎田は阪神の1位、美馬は楽天の2位で。

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