2013.10.21 05:02(2/2ページ)

阪神、D上位候補に社会人MVP左腕・大城リストアップ

阪神がドラフト上位候補でリストアップしている大城

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 2012年の都市対抗ではMVPにあたる橋戸賞、同年秋の日本選手権でも最高殊勲選手賞を獲得したが、同年のドラフト会議で指名はされなかった。だが、今年の都市対抗でさらにレベルアップした姿を見せた。準決勝の完投勝利を含む5試合すべてに登板し、2年連続でMVPを獲得。チームを51年ぶりの連覇に大きく貢献する活躍が、虎のスカウト陣の目に留まった。

 虎とは縁がある。大城は阪神の春季キャンプ地の沖縄・宜野座村営野球場の近くにある宜野座高出身だ。甲子園出場はなく、名桜大でも1年から主力として試合に出場したが、全国大会の出場はなし。頭角を現したのは社会人に進んでからの遅咲き。来季が3年契約の最終年となる和田監督の頭には26歳の即戦力投手もインプットされている。

大城 基志(おおしろ・もとし)

 投手。1987(昭和62)年8月20日、沖縄県生まれ、26歳。宜野座高では3年夏に県大会ベスト8。名桜大(沖縄県名護市)を経てJX-ENEOSに入社。1年目から出場し、今夏の都市対抗では2年連続で橋戸賞(MVP)を受賞した。1メートル72、68キロ。左投げ左打ち。

(紙面から)