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上原MVP 重圧で「吐き気」こらえながら三振締め
2013年10月21日 11時00分

【ボストン発】レッドソックスの上原浩治投手(38)は19日(日本時間20日)、ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦でセーブを挙げ、チームをリーグ優勝に導き、同シリーズでは日本人選手初の最優秀選手(MVP)に輝いた。

 

 9回にマウンドに上がった上原はいつも通りの切れ味鋭いスプリットで先頭・アビラを空振り三振。続く打者も打ち取って二死とすると、スタンドからは地鳴りのような「コージ」と「M・V・P」の大コールがわき起こった。

 

 ジャクソンには内野安打を許したが、最後はイグレシアスを空振り三振。上原はガッツポーズをしながら捕手のサルタラマッキアとがっちりと抱き合うと、2人を中心にレ軍ナインの歓喜の輪ができあがる。フェンウェイ・パークのスタンドは5年ぶりのワールドシリーズ進出を喜ぶ大歓声で震えんばかりだった。

 

 試合終了から十数分後には、今回のリーグ優勝決定シリーズのMVPに選出されたことが発表された。上原は長男の一真君(7)と共に、二塁ベース付近に設置されたお立ち台に立ち、受け取ったトロフィーを高々と掲げた。

 

 上原は穏やかな笑みを浮かべ「とにかく最高としかいいようがない」と実感を込めた。このシリーズでは5試合に投げ1勝3セーブ。本人は何度も「ボクでいいのかな」と照れたが、誰も文句のつけようがない見事な結果での受賞となった。

 

 17日の第5戦は8回1死から1回2/3を投げた。27球でしのいだが、疲労は極限に達していた。ニエベス投手コーチは「試合前は『行ける』と言っていたが、本当につらそうだった。それでも気力の投球だった」と精神力を絶賛した。

 

 強気の投球が身上の上原も、この試合では想像を絶するプレッシャーを感じていた。勝利目前の9回二死。最後の打者と対した時は「正直、マウンドで吐きそうでした」という。同僚、関係者、そしてファンはこれをジョークだと思い大爆笑。上原も笑いでごまかしたが、吐き気を催しながらぎりぎりのところで投げていたのは事実だろう。

 

 さまざまな苦労に苦しみながらも歯を食いしばって力を振り絞って投げてきた。それが今回の優勝と日本人選手初のリーグ優勝決定シリーズMVPという形で報われた。野球の神様からのご褒美といっていい。

 

 上原はメジャー5年目で手にした初めての勲章に「今年は出来過ぎで正直、怖い」と、その重みをかみしめる。次はワールドシリーズ。レンジャーズ時代の2011年は不振で出場登録を外された舞台だ。相手はそのときと同じカージナルス。「アクセルを踏みっぱなしでやるしかない」と完全燃焼を誓った。





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