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【大リーグ】

タイガース、”ミスミス”敗退

2013年10月21日 紙面から

◇ALCS第6戦(19日・ボストン)レッドソックス5−2タイガース

 ミス連発で敗退した。象徴的だったのは2−1と逆転し、押せ押せムードの6回無死一、三塁。ペラルタの二ゴロで本塁突入した三走フィルダーが、なぜか三本間でストップしてしまった。一走マルティネスはペドロイア二塁手にタッチされてアウト。さらに二塁−捕手と送球が渡り、挟殺プレーで捕手から追いかけられたフィルダーも三塁の手前で足を滑らせ、カエルのようにうつ伏せになったところをタッチされた。

 「併殺を阻止しようと思ったが、ビクター(一走マルティネス)がタッチアウトになったのを見て、なぜか体が固まってしまった。まあ、どっちにしろ併殺だったよ」。“ゴロならゴー”のセオリーを無視したフィルダーだったが、悪びれることもなくあっけらかんとしたもの。今PSは0打点の打率2割2分5厘で、通算285本塁打の大砲は“弾切れ”のままだった。

 7回は一走ジャクソンがけん制死。直後の守りでは1死一、二塁から名手の遊撃イグレシアスがまさかのポロリで併殺を取り損ね、直後に逆転満塁弾を浴びた。 

 リリーフ陣の出来もチームの明暗を分けた。Rソックスが計21イニングで自責1に対し、タ軍は12イニング2/3で自責7。この日も第2戦もリリーフ陣が満塁弾を浴びて逆転負けした。“たられば”だが、この2試合を逃げ切っていれば、結果は逆だった。

 「つらい。魂が抜け落ちたよ。全身全霊を込めたのに…。特に自分は年がいっている。窓はもう閉じかけているんだ」。夢見た初のWS進出を逃した38歳のハンターはぼうぜん自失だった。

 

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