2013年10月20日22時02分
【北京=林望】中国の著名な人権活動家で元弁護士の唐吉田氏が、黒竜江省鶏西市の公安当局に拘束された。多くの人権派弁護士らが「違法拘束だ」と反発し、早期釈放を求める呼びかけが広がっている。
現地に駆けつけた弁護士らによると、唐氏は16日、中国政府が拘束した法輪功の女性メンバーの釈放を求めるため、市公安当局を訪問。当局は唐氏らがその際に大きな声を上げ「公共の秩序を乱した」などとして、17日から5日間の拘留処分にした。
これを受け、各地の弁護士ら十数人が相次いで現地入りして市公安局に抗議。釈放を求めるネットの呼びかけにも弁護士ら200人近くが署名した。唐氏はメラミン入り粉ミルク事件の被害者など庶民の弁護に幅広く取り組み、3年前に弁護士資格を剥奪(はくだつ)された後も庶民の法律支援を続けている。
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朝日新聞国際報道部
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