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できごと
みずほ銀行から2億円融資詐欺 大阪府警、容疑の社長ら2人逮捕
2013.10.19 14:19
販売実績を水増しするなどの手口で、みずほ銀行から約2億円の融資を不正に引き出したとして、大阪府警捜査2課は19日、詐欺容疑で大阪市北区茶屋町の太陽光発電システム販売会社「エステート24ホールディングス」創業者で社長、秋田新太郎(28)と同社元幹部、田中智久(36)の両容疑者を逮捕した。
捜査関係者によると、2人は昨年9月、同行に融資を申し込む際、太陽光発電システムの販売実績を水増しし、代金が入金されて返済原資に充てることができると偽って説明。さらに、他のメガバンクからも多額の融資を受けたと嘘をつき、約2億円の融資を不正に引き出し、だまし取った疑いが持たれている。
秋田容疑者らは、他のメガバンクから融資を受けたとする偽造明細書を提出していたといい、約2億円の融資は実行されたが、期限内に返済されず、現在も大半が焦げ付いているとみられる。一部は私的流用された可能性もあり、府警は資金の流れも詳しく調べる。
民間調査会社などによると、エ社は平成21年1月設立。主な事業内容は太陽光発電システムやオール電化設備の販売・工事で、訪問販売での売り上げが多いという。
「頭金0円、月額7251円からの太陽光発電」をうたい、低価格を売りに事業を展開。東日本大震災後の再生可能エネルギーへの需要の高まりとともに業績を伸ばしたとされ、売上高は23年12月期が約73億円、昨年12月期が約135億円だった。
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