米IBM第3四半期の売上高が予想下回る、株価は時間外で6%安
[16日 ロイター] - 米IBM(IBM.N: 株価, 企業情報, レポート)が16日発表した第3・四半期決算は、純利益は予想を若干上回ったものの、売上高は予想に届かなかった。
諸項目を除く非GAAP(一般会計原則)ベースでの純利益は6%増の40億ドル。1株当たり利益は3.99ドルと、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた予想の3.96ドルを若干上回った。
ただ、売上高は4%減の237億ドル。メインフレーム・サーバー以外のハードウエア部門、および新興国事業が振るわなかったことが響き、アナリスト平均予想の247億4000万ドルに届かなかった。
アナリストによると、売上高の減少は予想よりも大幅となり、この点から第3・四半期決算は失望させられる内容とみられている。
ロメッティ最高経営責任者(CEO)は声明で、引き続き営業利益率が改善し、1株当たり利益は拡大したものの、売上高が伸びなかったと指摘。ハードウエア部門とかげりのみえる新興国市場の改善に取り組む考えを示した。
発表によると、新興国市場の低迷の半分を占めたのは中国だった。
通年の非GAAPベースでの1株当たり利益予想は少なくとも16.25ドルになるとし、従来予想を据え置いた。
決算発表を受け、IBMの株価は時間外取引で6%安の175.56ドルに下落した。
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