2013年10月18日

日吉にて

/隠れ家で秘め事/

 隠れ家という言葉から来るイメージは人それぞれだろうけど、私のとっての「隠れ家」は友達、知り合いに紹介しないお店のことである。
 だって隠れ家だから。
 他人の味覚や評判、マスメディアでの取り上げとはどうでもいい。
 お気に入りのお店は自分の目と耳と足で探す、一番大切なのは自分が気に入っているかどうか。

 気に入ったら徹底的に通うのが自分の主義であり、今までそうしてきたし、今でもそうしているし、これからもそうしていく。
 しかしして「他の人とはいかないでください」と言われて貫き通さなければならないほどの主義ではない。
 先ずは口濡らしに生ビール、お通しはレバーの煮付け、このお通しだけでじっくり1時間は話せるな。

 前回同様、刺身の盛り合わせをお願いすると、女将さん(?)が「出来上がるまで時間が掛かりますので、(軽くつまめる)何かどうでしょうか」と勧めてきたので、渡る舟にささっと乗って。
 ワカサギの唐揚げ、値段は分からないけど別にどうでもいいだろう。
 喉が渇いていたこともありあっという間にビールを飲み干してしまいました。

 さて、刺身の盛り合わせ、何の指定もしないお任せなので値段は分からない。

 取り回しが非常に手間と思われる真っ直ぐの器(?)、どういうときに使うのかは分からない。
 魚は全て説明してもらったけど、覚えているのは「北海道の秋刀魚」くらいで、あとはワサビ醤油だったり、甘酢だったりしてでいただきました。
 当たり前のようで当たり前でないお喋りしっぱなしの飲みなので、食べる度にああだこうだ言わないといけない刺身ではないのがとても嬉しい。
 何でもかんでも大きくて厚みがあれば美味しいという風潮は気にせず、魚毎に食べやすい小さめの切り身。

 この日はひやおろしから始まり、「最初に飲んだお酒を飲み続ける」という自身のポリシーに従ってお代わりをお願いしたのですが、次々と替えられてしまって。
 お客さんが赤と言うから赤を出すお店は卒業し、赤と言われても青の方が美味しいと思ったら青を出すお店を探していて。
 注文したメニューが出てこなければ「とんでもない」と怒るお客さんが殆どだから、相手を選んでやっているとは思うけど、どうだろう。
 私が滞在中に4杯は飲むと見当し、ド、ファ、ミ、ソと味を変えてきたのは嬉しかったなぁ。

 日本酒に対しては常に飲み手である私は、「美味しい」だけ言えればいいと思っている。

 旬を逸した感はあるけど、サンマ焼き。
 苦味の残った腸が最高の味わい、頭からがぶり付いて骨を残さない食べ方の私。
 「細かい骨は引っかかると危ないから」と外してくれたので、自分は(骨も食べるので)大丈夫だと言おうと顔を覗き込むと嬉しそうだったから、言うのは止めた。

 鯖の漬け丼、漢字が読めなかったので鯖じゃなかったかも。
 飲んでいる途中でご飯物を食べたことはなかったけど、今まで無かったからと言って今後も無いとは限らない。

 そろそろ季節の始まったカキフライ。
 なんたら産だからとか、あれこれ産だからとか、産地によって味が違うのは分かるけど、食べて味の違いが分かる人ではないので。
 「塩で食べたことなんてない」と、まあ、塩とかレモンとか、色々と試してみたらいいじゃないですか。

 お会計を済ませて外に出ると、外まで見送ってくださいました。
 次は来月か再来月か、それとも年越しか。 

posted by ふらわ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
お造りのお皿すごいですね。
食器棚にしまうのが大変そう。

私はサンマのワタは苦手なので、魚屋さんでワタを抜いてもらっています。
(頭はつけたままです。食べる訳じゃないのにおかしいですね)

しかしして、サンマを頭から食べるとは…、男らしいですね♪
Posted by tomoco at 2013年10月19日 20:06
tomocoさん

 秋刀魚のワタは苦手な人が多いと思います。
 オヤジが頭から食べていたので、秋刀魚は頭から食べる物だと思っていました。
Posted by ふらわ at 2013年10月20日 23:15
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