2013年10月19日10時04分
【ニューヨーク=畑中徹】18日のニューヨーク株式市場で、インターネット検索最大手の米グーグルの株価が初めて1000ドルの大台を突破した。前日に発表された決算は、売上高が過去最高になるなど勢いが増しており、投資家たちが同社株を買い進めた。
18日の終値は、前日より122・61ドル(13・7%)高い1011・40ドル。株式時価総額は約3300億ドル(約32兆円)となり、米企業では米アップル(約4600億ドル)などに続いて、現在は3位となっている。グーグルは、2004年8月に85ドルの公募価格でナスダック市場に上場し、9年かけて約12倍となった。
17日発表した13年7~9月期決算は、売上高が前年同期比12%増の148億9300万ドル(約1兆4600億円)で、四半期の過去最高を更新。純利益は同36%増の29億7000万ドル(約2900億円)で、増収増益となった。ネット検索に連動する広告による収入が好調を維持しているほか、同社の基本ソフト「アンドロイド」をのせたスマートフォンの販売も拡大している。
同社は、「グーグル・グラス」と呼ばれる次世代のメガネ型端末の開発を進めるなど、最先端の研究開発でも注目されており、業績拡大への期待が一段と高まっている。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!