再送-米国株式市場=S&Pが終値で再び最高値更新、グーグル は1000ドル突破
(表組みを変えて再送します。) [ニューヨーク 18日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) 終値 15399.65(+28.00) 前営業日終値 15371.65(‐2.18) ナスダック総合 終値 3914.28(+51.13) 前営業日終値 3863.15(+23.72) S&P総合500種 終値 1744.50(+11.35) 前営業日終値 1733.15(+11.61) 18日の米国株式市場は、S&P総合500が前日に続き終値で最高値を更新、ナス ダックも2000年以来の高値で引けた。グーグル やモルガン・スタンレー<MS. N>の好決算を受けて、企業業績への懸念が後退した。 前日市場予想を上回る決算を発表したグーグルは13.8%急伸。1000ドルの大 台を初めて突破し、1011.41ドルで終えた。グーグルがけん引する格好でS&Pテ クノロジー株指数は1.8%上昇し、他のセクターをアウトパフォームした。 シノーバス・トラスト・カンパニーのシニアポートフォリオマネジャー、ダニエル・ モーガン氏は「米財政協議がひとまず決着し、市場の関心は再び企業業績にシフトしてい る。来週も期待できそうな企業が決算発表を控えており、こうした上昇基調が来週も継続 するだろう」と述べた。同氏はオンラインDVDレンタルのネットフリックス や アップル が来週発表する決算もグーグルのような堅調な内容になると見込んでい る。 ダウ工業株30種 は28.00ドル(0.18%)高の1万5399.65ド ル。 ナスダック総合指数 は51.13ポイント(1.32%)高の3914.2 8。 S&P総合500種 は11.35ポイント(0.65%)高の1744.50 。 週間ではS&Pが2.4%、ナスダックが3.2%それぞれ上昇。ダウも1.1%上 昇した。S&Pとナスダックの週間上昇率はともに7月半ば以来の大きさとなった。 医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループ は3.7%安。同社が運営す る民間の高齢者向け医療保険「メディケア・アドバンテージ」に対する政府の給付金削減 により、2014年は厳しい年になるとの見方を示したことで、他のヘルスケア関連銘柄 も売られた。 モルガン・スタンレーは2.6%高。同社が発表した第3・四半期決算は、株式のセ ールス・トレーディングが好調で50%増収となった。 ゼネラル・エレクトリック(GE) は3.5%高。第3・四半期決算は金融部 門の縮小などが利益と売上高を押し下げ、減収減益となったものの、市場は受注残高が過 去最高水準となったことや利益率改善を好感した。 トムソン・ロイターのデータによると、これまでに決算を発表したS&P総合500 採用企業98社のうち、利益が市場予想を上回った企業の割合は62.2%、売上高は5 3.1%となっている。 全体の出来高は約55億7000万株と、平均をやや上回った。
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