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専修大学長からのメッセージ

第16代学長 矢野 建一
学長:矢野 建一

 専修大学は、1880(明治13)年に創設されました。今年は創立134年目に当たります。相馬永胤、田尻稲次郎、目賀田種太郎、駒井重格の4人の創立者たちは、アメリカのコロンビア大学、エール大学、ハーバード大学、ラトガ-ス大学に留学し、帰国後、みずから学んだ経済学や法律学を社会に還元すべく「専修学校」を創立しました。当時、官立の専門学校には、高い学費と、「洋語に達し、原書に通ずるにあらざれば就学するを得ざれ」、という二つの大きな障壁が設けられていました。創立者たちは「創立趣旨」のなかで、こうしたハードルを取り除き、広く学ぶ意欲のある学生を募ると、専修学校創設の意義を高らかに謳いあげています。つまり、日本語による専門教育を展開することにより、近代国民国家の屋台骨を支える人材を幅広く育成しようとしたのであります。 

 創立134年とはいえ、本学の歴史は決して平坦なものではありませんでした。なかでも関東大震災や第2次世界大戦の惨禍、そして一昨年の3.11東日本大震災など、さまざまな困難に直面した歴史を持っています。しかしこうした困難を克服し、その都度再起することができたのは創立者たちの大学への熱い思いと、それを受け継いだ教職員・卒業生・学生、そのご父母・保護者たちの尽力によるものでした。日高義博学長の後を受けて9月から学長に就任した私と致しましても、こうした学灯を守り、さらに次の世代に確実にバトンタッチしてまいりたいと思っています。

 戦後44年にわたって続いた東西冷戦時代が終焉し、世界は一極集中から、さらに最近では多極化の様相を呈しています。さまざまな国家間対立や民族紛争、また文化の領域においては宗教対立や文化摩擦などいよいよ混迷の度を深くしているように思われます。本学では21世紀の教育目標を「社会知性の開発」と定め、新しい時代にふさわしい高等教育機関としての教育目標を提起しました。それは現代の社会に生起するさまざまな課題をみずから発見し、すすんで解決する能力を身につけることであります。こうした目標に立って、2014(平成26)年4月から、新しい学士課程を展開する予定です。そこでは従来、教養と専門の2つの領域から構成されていた学士課程教育を、転換教育・導入教育・教養教育・専門教育課程の4領域に再編成し、専門領域のいかんを問わず、多様化する現代社会を生き抜く知力を身に着け、4つの課程を経ることによって基礎から応用の段階にスムーズに移行できるよう科目群を編成しました。細部には検討すべき点が残されていますが、教職員の協力によって新時代にふさわしい学士課程教育としたいと考えています。

 また、こうした大学づくりには、キャンパスの整備も避けて通れません。現在、神田キャンパスでは新5号館、生田キャンパスでは国際交流会館が建設中でありますが、生田3号館跡地には大学院棟、2号館の跡地にはアクティブ・ラーニングなどの新しい授業形態に対応できる新校舎の構想がすすめられています。こうしたキャンパス建設には、生田・神田両キャンパスを視野に入れ、新しい教育目標に立った構想が求められています。早急に全学的なキャンパス構想を策定し、法人をはじめ教職員のみなさんの協力によって、専修大学のさらなる飛躍の礎を築きたいと考えています。

E-mail president@isc.senshu-u.ac.jp