(株)エバーライフ(本社:福岡市中央区)は、浅井克仁社長の退任を含む役員交代を行ない、7月より新体制を発足した。
関係者筋からの話では、先月末に行なわれた株主総会で正式に決まったものとみられ、取締役社長だった浅井克仁氏および副社長の井原啓登氏が退任、新社長には前同社代表取締役会長で、LG副社長およびLG Household & Health Care社(以下LG H&H社)CEOを兼務する車錫勇氏が就任した。
また取締役には、金瑃九氏、金在洪氏および李正愛氏が留任。李文浩氏、徳永義尚氏が新たに選任。今回の人事交代で日本人の役員は徳永氏のみとなり、親会社である韓国・LGグループ傘下企業であることが色濃く反映されている。
浅井社長の退任については、LG H&H社に買収された直後から噂が立っており、関係者筋からは「ファンド出身の人間であり、ある意味、役目を果たしたのでは」、「近く退任することを漏らしていた」という。
役員の大幅な刷新で今後どのような舵取りを見せるのか、動向に注目したい。
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