「アニメ聖地埼玉」を高らかに宣言した上田知事(右) |
さいたま市大宮区の大宮ソニックシティで19日始まった「アニ玉祭」。オープニングセレモニーで上田清司知事は 「アニメの力が初詣の参拝客の人数まで増やしてしまう。昨日『あの花』のビデオを観てウルウルきてしまった」と吐露。「今日は埼玉がアニメの聖地だということを高らかに宣言する日」と語った。
イベントは、県内に人気アニメの舞台が多くあることから、大宮ソニックシティの25周年を記念し、県と県産業文化センターが開催した。上田知事がウルウルしたのは秩父市を舞台モデルにした人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」現在、劇場版が公開されている。
上田知事は、久喜市鷲宮の鷲宮神社の初詣客がアニメ「らき☆すた」の効果で7万人から47万人になったことを紹介。「アニメを通していろんな街づくりができる。聖地を巡礼するコースが観光コースの中にある」と述べた。
日本動画協会の内田健二副理事長は「アニメを作っている我々から見ても、埼玉からは群を抜いて作品が生まれている。魅力的な街と人の営みがあり、自然がある。アニメを温かく見守る文化風土がある」とあいさつした。