今年は「五感研修」を4回、実施する予定で準備を進めています。
「沖縄五感研修」(5月27日から30日)、「佐渡五感研修」(6月6日から8日)、「岡崎五感研修」(9月22日から24日)、「奄美五感研修」(11月)です。
現在、「沖縄五感研修」の準備を進めておりますが、若者を中心に20人ほどの参加になりそうです。
今回の「沖縄五感研修」(コーチプロイン沖縄)はリーダーが薮原秀樹さん、サブリーダーが安田智子さん、世話人は川窪財さんにお願いしております。
今回の「沖縄五感研修」の実施にあたっては、一昨年、44年ぶりの再会を果たした比嘉堅先生の全面的なご協力をいただいております。
その後、比嘉堅先生にも大きな変化がありました。
比嘉先生は平成17年3月に京都の仏教大学通信教育部の仏教学専攻コースを卒業、卒業論文は「聖徳太子の仏教思想と政治、経済倫理」です。その後、宗派、葬儀仏教に偏しがちな今日の僧侶活動に疑問を抱き、釈尊(ブッダ)の根本的な教えを学びたく、純粋仏教、禅仏教に興味を持ち、岐阜県関市にある玉龍寺で宮前心山老師の下で得度を得ました。
比嘉先生は毎年、玉龍寺で開催される研修会の参禅して、仏道の修行を行ない、在家僧侶の僧都職の資格を得て、座禅、写経指導、法話、葬儀も執り行なえるようになりました。
最近、比嘉先生の故郷である中城村字津覇の実家近くの農地600坪の一部を住宅用地に変更して、住宅兼禅堂を建設しており、4月中に完成します。
禅堂は20坪の和室で、地域の高齢者、若い父母、青年、学生などを対象とした「禅文化講演会」や「シンポジウム」を企画し、地域に少しでも還元したいという意向です。比嘉先生のいちばんの楽しみは、農地を400坪を活用して、教室での講義と現場の農場に出て体験学習をすることのようです。
今回の「沖縄五感研修」では5月27日と28日は比嘉先生の禅堂、29日は東村にある沖縄国際大学セミナーハウスに合宿します。
今回のスケジュールの概要は下記の通りです。
5月27日(日)午後1時半、那覇空港集合、世界文化遺産「斎場御獄」と知念村付近を見学、「うどい」で琉球舞踊を鑑賞します。
仲宗根長徳さんの家庭訪問、沖縄市周辺のライブハウスを楽しんでから、中城村の禅堂に移動します。
5月28日(月)、午前中は佐喜眞美術館で丸木位里、俊さんご夫妻の大作「沖縄戦の図」をみながら、佐喜眞道夫館長から解説をいただきます。
午後1時、宜野湾市の沖縄国際大学でヘリコプター墜落現場の見学、比嘉堅先生の講義「平和の大切さ」、お互いの自己紹介、大学の屋上から普天間基地を一望、禅堂に移動して全員で交流会を行います。
交流会には沖縄国際大学院の院生も参加いたします。
5月29日(火)、読谷村の集団自決の現場「チビチリガマ」と世界遺産「座喜味城趾」を見学します。
読谷村では以前にもお世話になった比嘉涼子さんにガイドをお願いしております。
残波岬ロイヤルホテルで昼食、東村の沖縄国際大学セミナーハウスに移動、東村村長の宮城茂さん、東村を活性化させた仕掛人の山城定男さんを囲んでパネル討議と交流会を行ないます。
5月30日(水)、東村のマングローブ、村民の森「ツツジ園」、ダムなどを見学、帰路につきます。途中、那覇市で対馬丸記念館に立ち寄り、午後5時に那覇空港で解散します。
教育に関わって45年目で、この「五感研修」という方法に辿りつきました。「五感研修」の目的は地域で志を高く生きている人に出会うこと、その地域の文化に触れることです。
研修ビジネスとは切り離して、同志とともに「五感研修」という方法を深めてみたいと思います。
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