#002:銃
中世ヨーロッパ風ファンタジー世界に銃が出てきても不思議じゃなくなったのはいつ頃からだろう。
暴発もせず命中率がそれなりにあり、弾丸の装填数も十分、再装填に時間がかからない。
こんな近代的な銃が、中世ヨーロッパ風の世界に出てくる。
おかしいと感じないのだろうか?
チートなキャラが作り出してるのだから気にするな、という意見もあるだろう。
しかし、よく考えてもらいたい。銃を見たその世界の住人が、どう思うかを。
呪文などを必要とせず、魔力の痕跡を残さない。轟音とともに破壊する。
兵士や騎士から見たら、要注意人物。魔術師からも危険人物に認定されるのではないか?
魔法があって、加工技術が発達している。そういう世界もあるだろう。
戦い方が全く違うものになるのではないか?
現実世界では、銃が広まってからどうなった?
金属鎧を着込んでも弾が貫通するから、鎧を脱ぎ捨て身軽に。
手に持つ剣も軽く、扱いやすく、見栄えのするもの。西洋剣術、フェンシングの発生。
銃の性能が上がるにつれて、弓はその役目を終える。
中世ヨーロッパ風世界に銃を出すのなら、技術レベルや購入、運用コスト、所持していることで発生する危険性など、考えなければならないことは多い。
チートで、最強キャラを暴れさせたいだけならこれらのことを考える必要はない。
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