左腕不足の阪神が、前楽天の藤原をトライアウトで注視する【拡大】
「第2の加藤」を探せ-。2014年の戦力再構築へ。阪神が11月の12球団合同トライアウトで、左腕獲りを目指すことが判明した。
「左腕が足りない、というのは明らか。特にチェックをする予定です」
球団首脳が明かした。首位巨人に12・5ゲームも離される2位に終わった今季は左投手の駒不足に泣いた。特に中継ぎは筒井が再調整で3度の登録抹消。藤原も10試合登板にとどまり、小嶋、高宮はほぼ戦力にならず。結局、自己最多61試合に登板(防御率1・97)した加藤ひとりに頼らざるを得ない苦境だった。
阪神は10年オフ、横浜(現DeNA)を戦力外となった加藤を獲得。トライアウトは受けていなかったが、“クビ”から必要不可欠な存在となった。そこで「戦力外通告組」にも可能性を見い出そうというわけだ。