ＪＯＹがイエヤス！Ｔシャツ短パン陣羽織で映画初参戦

　映画「仮面ライダー×仮面ライダー　鎧武＆ウィザード　天下分け目の戦国ＭＯＶＩＥ大合戦」（１２月１４日公開）で、モデルでタレントのＪＯＹ（２８）が武将役、俳優でモデルの敦士（３７）が怪人ファントム役で映画初出演することが１９日、分かった。テレビ朝日系特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武」（日曜・前８時）と「―ウィザード」（９月終了）の出演陣の中、バラエティー番組で活躍する２人が、スクリーンでも独自の存在感を放つ。

　ライダーが共演する「ＭＯＶＩＥ大戦」シリーズ５作目となる今作は、異世界の戦国時代を背景にした時代劇アクションだ。「仮面ライダー鎧武」の主人公・葛葉紘汰（佐野岳）らが迷い込むのは、武神ライダーと呼ばれる守護者を従える武将たちが群雄割拠し、合戦を繰り広げる“戦極時代”。「―ウィザード」の操真晴人（白石隼也）らも登場し、驚くような後日談も描かれる。

　ＪＯＹが演じるのは、天下統一を目指す武将の一人、イエヤス役。紘汰と出会い協力を求める重要な役柄だが、英字ロゴのＴシャツとサーフパンツにゴージャスな陣羽織でカタカナ英語を連発する衝撃的な武将像だ。

　当初は「家康？　どうやったらオレが武将できんだよ」と戸惑ったが、特殊な設定と知って「ふだんのポップなノリに近いものでいいと言ってもらえたので、楽しみながらポップなイエヤスを出したい」とがぜんやる気に。今後の俳優業にも意欲を見せ「全力で取り組んで結果を出さなければいけない」と力を込めた。

　ドラマなど演技経験のある敦士は、ウィザードを脅かす怪人ファントムのオーガ／大須賀役。ライダーベルトも持っていた憧れの作品での映画デビューに大感激し、「いつものおちゃらけた部分は封印し、ファントムという悪を格好よく、いかに強く見せられるか」と気合十分。「ライダー・ファンにいかに嫌われるか」も意識し役作りしたという。

　武部直美プロデューサーは、ＪＯＹについて「唯一無二の存在感、意外性のあるキャスティングが必要だった。堂々とした芝居は本格的な俳優業が初めてとは思えない。狙った以上の人物像が作れている」と実感。また、「さまざまなジャンルで活躍している敦士さんなら、強くて格好いい最強の悪を説得力のある芝居で演じてくれる」と期待を込めた。バラエティー番組での活躍が目立つ２人のライダー作品初参戦。ライダーたちの熱いバトルに加えて話題になりそうだ。