猫のIBDをご存知ですか? 嘔吐や下痢をする

猫のIBDをご存じですか?

我家のマックス君3歳が先日、IBDと診断され近日中に大学病院で検査を受けることになりました。
IBDとは、Inflammatory Bowel Disease の頭文字で、日本語では「炎症性腸疾患」と呼ばれています。主な症状は、嘔吐・下痢・食欲不振・血便・食欲の変化・体重減少など。これらが、単一で、あるいは複合で現れ、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

まだ認知度のあまり高くない病名かと思いますが、アメリカでは、猫の胃腸に発生する慢性疾患のなかで、頻度が高く、最も重要な病気のひとつと考えられています。日本においても、単に診断されていないだけで、実際にはかなりの数の猫達がこの病気で苦しんでいるのではないかという指摘もあります。

ここでは猫のIBDについて、まとめてみます。
※あえて「猫の...」と、頭につけて呼ばれるのは、人や犬にもIBDという病気があります。

『よみうりペット』59号の「猫の健康大辞典」は、「嘔吐や下痢をする」というテーマでした。

この特集の中の「原因とメカニズム」の一項目で
「炎症性腸疾患(IBD)」がたいへん分かりやすくまとめられています。
ここに転記させていただきます。

『猫の代表的な胃腸炎のひとつに「炎症性腸疾患(IBD)」がある。

これは自己免疫疾患の一つともいえ、免疫にかかわるリンパ球や形質細胞、好酸球(白血球の一種)などの胃炎性細胞が、腸管の粘膜固有層にまで浸潤。腸粘膜を傷め、腸管が肥厚したり、潰瘍を起こしたりして、嘔吐や下痢が慢性化し、衰弱していく。
末期的には、腸粘膜からのタンパク喪失が激しくなり、重度の低タンパク血症を起こして腹水が溜まってくることもある。

その要因は、遺伝性、食物アレルギー、細菌感染などの複合的なものと考えられている。

なおIBDは腸管型のリンパ腫とよく似ていて、鑑別が付かないことも多く、患部の細胞を採取して病理検査(バイオプシー)しないと、確定診断できない。

炎症性腸疾患(IBD)と確定診断がつけば、軽症なら低アレルゲン食を与えて様子を見る。症状が治まらないなら、食事療法を続けながら、ステロイド剤や免疫抑制剤などを投与し、炎症(つまり、炎症性細胞の腸粘膜固有層への浸潤)を抑えていく。
途中で治療をストップさせると治まっていた症状がまた悪化するため、要注意である。』

※執筆は、南大阪動物医療センター 吉内龍策病院長


2/22に嘔吐・下痢で40℃の熱を出し急いで病院に行き
血液検査を受けました。(下記参照)
疑わしいと思った検査、全てをしていただきましたが原因が分からず。
猫膵特異的リパーゼ・胸部レントゲン・エコー検査・白血病・猫エイズ・FIP
この検査全てが異常なし。


22日の処置は熱を下げる下剤を入れ、皮下注射150㏄ 。
処方はステロイド(プレドニンゾロン)・下痢止め・胃薬を10日分。
(あまり薬の効果なし・・・ですが、下痢がマヨネーズぐらいの硬さになったかな)

3/10 再度高熱40℃、下痢。
この日も血液検査・胸部レントゲンをしましたが異常なし。
体重減少はじまる。



猫のIBDの場合、診断名としては「リンパ球性プラズマ細胞性腸炎」と「好酸球性腸炎」が代表的。

腸に炎症が起きている状態を総称して「IBD」と呼ぶ場合もありますので、もし、愛猫にIBDの疑いがあると言われた場合、獣医師がどちらの意味でその言葉を用いているのか、しっかりとその説明を聞いて、判断しなくてはなりません。

今後は日本でも「猫のIBD」の認知度は高まり、「IBD」と診断される猫達も増えてくると思われます。
その為にも、私達は猫のIBDに関する基本的な知識を身につけておきたいものです。

猫IBDは完治することのない病気です。
いろいろサイトを調べてみると若い猫から老猫まで、年齢関係なし。


いつもはガチャガチャな性格ですがイマイチ元気がありません。
お腹痛そうだー



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by querido_amigo | 2013-03-15 10:41 | Trackback | Comments(0)

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