前夜にCSファイナルステージを突破した巨人だが、本当の大一番はこれからだ。今後のメンバー選びも重要な作業。日本シリーズで登録できるのは40人で、その中から25人がベンチ入りする。川相ヘッドコーチは「40人枠をフルに活用してベストメンバーで戦っていけたらいい」との考えを示した。
ボウカーが好例だ。昨季、レギュラーシーズンでは69試合の出場で打率・196と不振。だが40人枠に入ったボウカーは日本リーズで2本塁打、7打点と爆発した。首脳陣としては今年もその再現を狙いたい。
戦力はCSファイナルステージでメンバー入りした選手だけではない。当然、フェニックス・リーグに参加している2軍選手も候補で「戦力になりそうな選手がいる」と川相ヘッドは示唆する。今季、台頭しながら左膝靱帯(じんたい)損傷で離脱した中井も日本シリーズで“秘密兵器”となる可能性がある。
短期決戦は26日からスタート。それまでメンバー選びも含めて時間は有効に使う。原巨人が日本一連覇に向けて、準備万端で臨む。
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