融資金詐取:みずほから2億円 容疑の社長ら逮捕
毎日新聞 2013年10月19日 13時56分(最終更新 10月19日 23時43分)
販売実績を水増しするなどの手口で、みずほ銀行から不正に融資を引き出したとして、大阪府警は19日、太陽光発電システム販売会社「エステート24ホールディングス」(大阪市北区)社長、秋田新太郎(28)、元同社幹部、田中智久(36)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。融資は期限内に返済されず、一部は私的流用された可能性もあるという。
捜査関係者によると、みずほ銀行に融資を申請。同行に対し、太陽光発電システムの販売実績を水増しして提示したり、他行からも多額の融資を受けているなどと虚偽の説明をして、昨年9月に約2億円の融資を受け、詐取した疑いが持たれている。
府警によると、秋田容疑者らは他行から融資を受けたことを示す書類を偽造するなどしていたとみられる。民間調査会社によると、同社は2009年1月設立。太陽光発電システムの販売・工事のほか、オール電化設備の販売などで急激に業績を伸ばしたという。