関東連合OBも!? ネオヒルズ族の黒い交友関係…六本木ヒルズは半グレの棲み家?

最近、ネオヒルズ族たちの周辺にすり寄るある会社に、刑事事件化の噂が飛び交っている。渦中にあるのは、太陽光発電設備の訪問販売を手がけるエステート24社だ。

 

激安販売を売りに、ここ数年で売り上げが急拡大している同社だが、どうやら詐欺の疑いがあるのだ。取引先の関係者が言う。

「大勢の営業マンを抱え、実際に設備の販売は行っているようなのですが、そこから得た利益で回っている会社ではないんですよ。実態よりも業績を良く見せかけながら、金融機関から融資を引っ張り、秋田新太郎社長はじめ幹部連中がそのカネをことごとく流用しているのです。返済する気など端からなく、計画倒産で逃げ切りを狙っているんでしょう」

 

秋田新太郎社長が私的に流用するカネは、年間5000~6000万円ともいわれる。使途はご多分にもれず、女・酒・クルマのぜいたく三昧だ。そして、その蕩尽の「前線基地」になっているのが六本木ヒルズなのだ。

 

「E社の本社は関西なのに、秋田新太郎社長は会社のカネでヒルズに部屋を借りている。それだけで、相当な無駄遣いですよ」(前出・関係者)

 

秋田新太郎社長がわざわざヒルズに拠点を構えるのは、この街ならではの人脈に理由がありそうだ。金融業界の事情通によれば昨年、ある証券会社を、見るからにイカツイ男たちが訪れたという。

 

「関東連合の有力OBです。エステート24社への投資をネタにカネ集めをする相談を持ちかけてきたらしい」

 

六本木ヒルズには、複数の関東連合OBが居を構えているといわれる。オモテとウラの商売で潤っている彼らなら、別にヒルズでなくとも高級マンションを選びたい放題にも思えるが、何ゆえ同じ物件に集まってくるのか。

 

「彼らは、飲みに行く店も大体一緒なんですよね。ずばり言うと、六本木の高級クラブ『M』です。係りのママまで同じだから、飲んでいるだけで仲間の動向がなんとなく耳に入ってくる。ヒルズに住んでいれば、いつでも合流できるじゃないですか」(前出・金融事情通)

 

ヒルズ

 

昨年9月、六本木のクラブ「フラワー」で飲食店経営者の男性が関東連合OBらに襲われる「人違い殺人事件」が起きたあと、このママはこんなことを吹聴していたという噂がある。

 

関東連合に(被害に遭った男性が店にいると)連絡したのは、フラワーの責任者らしいわよ」

 

フラワーは名義上の経営者や店長の背後に、実質的なオーナーグループが控えているといわれ、彼女の言う「責任者」が誰を指すのかは判然としない。ただ、このクラブもフラワーも広い意味での関東連合ネットワークの中に含まれており、彼女の耳に事件の関連情報が入る蓋然性は高い。

 

クラブの常連客が話す。

「この店には芸能界関係者なども来るが、最近の上客は関東連合OBと、その周辺にいる企業経営者たち。また、かつては山口組五菱会(現6代目清水一家)系のヤミ金の連中が豪遊していた時期もあり、フラワーのオーナーグループのI氏もそのひとりだ。ヤミ金には暴走族上がりや元チーマーが多く、今羽振りのいい関東連合OBらの先輩の世代にあたる。元ヤミ金と関東連合OBは関係が近く、人脈もかぶっている

 

ここに登場する面々の中にもヒルズの住人や元住人が含まれているが、ヒルズが開業したのは奇しくも、五菱会が摘発されたのと同じ03年のことだ。ヒルズは生まれながらにして、半グレの“棲み家”となっていたのだろうか。





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