投資会社元社長ら2人逮捕へ10月17日 08時32分
東京の投資会社が国に無登録で海外のリゾート開発事業への投資を勧誘していた疑いが強まったとして、警視庁は金融商品取引法違反の疑いで元社長ら2人の逮捕状を取りました。
17日にも逮捕する方針で、全国のおよそ50人から少なくとも4億円余りを違法に集めていたとみて捜査しています。
逮捕状が出ているのは、東京・港区の投資会社の51歳の元社長ら2人です。
警視庁によりますと、元社長らは国に無登録で、インドネシアのリゾート施設の会員権購入を名目に投資を勧誘しおととしまでのおよそ9か月間に、埼玉県の主婦など4人から合わせておよそ550万円を違法に集めていたとして金融商品取引法違反の疑いがもたれています。
これまでの調べで、元社長らは「インドネシアの開発エリアでは新たな国際空港の建設などで地価が高騰し、会員権の価値が上がり多額の配当も期待できる」などとうたって投資を募っていましたが、実際には集めた資金を開発事業にはあてず、配当も支払っていなかったとみられています。
警視庁は17日にも元社長らを逮捕する方針で、関東を中心に全国24都道府県のおよそ50人から少なくとも4億円余りを違法に集めていたとみて実態の解明を進めることにしています。