ロシア隕石:鉱物組成が「イトカワ」と酷似 岡山大解析

毎日新聞 2013年10月19日 20時56分(最終更新 10月19日 21時35分)

ロシア・チェリャビンスク州に落ちた隕石=鳥取県三朝町山田の岡山大地球物質科学研究センターで2013年10月19日午後5時57分、高嶋将之撮影
ロシア・チェリャビンスク州に落ちた隕石=鳥取県三朝町山田の岡山大地球物質科学研究センターで2013年10月19日午後5時57分、高嶋将之撮影
イトカワの微粒子=JAXA提供
イトカワの微粒子=JAXA提供

 ロシア・チェリャビンスク州に今年2月に落下した隕石(いんせき)について、解析を担当した岡山大地球物質科学研究センター(鳥取県三朝町)は19日、隕石を構成する鉱物の組成などが、探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰った微粒子と極めてよく似ていることを明らかにした。隕石はイトカワと同じ天体に含まれていた可能性があるという。

 同センターの中村栄三教授(地球化学)が3月、ロシアのウラル連邦大学などから直径4センチ〜5ミリ程度の隕石の破片25個の提供を受けた。放射性同位体などの解析の結果、隕石には1億数千万年前に衝突した痕跡があるとしている。

 中村教授はイトカワの微粒子の解析も担当。中村教授によると、イトカワは天体の衝突によって生じた岩片が集まった小惑星で、今回の隕石と同様、地球に近い軌道を持っていた。中村教授は「ロシアの隕石は、イトカワからはがれて落下した可能性がある」と話している。【高嶋将之】

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