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事件
【徳洲会事件】有権者ランク分けし票読み 徳田氏親族、総出で陣頭指揮
選挙事務所にはファミリー用の部屋が用意され、専用の洋式トイレも設置された。「他は全部和式。事務所には足の悪い高齢者もいたが、洋式トイレを使いたくても使えなかった」(グループ関係者)
「パパ」は禁止
虎雄氏が一代で打ち立てた徳洲会グループで、虎雄氏の息子や娘は、主要企業・法人の役員に就任。ファミリーによるグループ支配を盤石のものにしていった。
虎雄氏は著書で「家族を治められない者は国を治めることはできない」とするなど、家族の結束の重要性を主張。幼少のころから、帰宅した父を正座で出迎えさせるなど厳しい教育を施したという。
グループ元関係者は、虎雄氏の“教育方針”を振り返る。「虎雄氏は子供たちに『お父さん』『パパ』と呼ぶことは禁じ、理事長と呼ばせていた。毅氏も『お父さんと呼んだことはない』などと話していた」。子供たちにグループの一員であるという意識を、普段から徹底させていた。
東京地検特捜部は、こうした結束が強い虎雄氏の子供たちを事件のキーマンととらえ、20日には数人の子供の東京都内の自宅を家宅捜索。今後、選挙運動の指揮系統を確認するため、ファミリーから任意で事情聴取を進めるもようだ。
ファミリーをよく知る地方病院幹部はこう話す。
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