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事件
【徳洲会選挙違反容疑】揺らぐ「徳田王朝」 滞る一族の意思決定、職員採用に影響
□虎雄氏「捜査協力を」 捜索直後に通達
昨年12月の衆院選で、医療法人「徳洲会」グループの各病院が徳田毅(たけし)衆院議員(42)=自民・鹿児島2区=陣営に職員を派遣、日当などを支給していたとされる公職選挙法違反事件をめぐり、グループ内部の混乱ぶりが浮かんでいる。強制捜査以降、医療法人徳洲会理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)は職員に通達を出して動揺しないよう呼びかけた一方、徳田一族による意思決定が停止し業務に支障が出始めたとの声も噴出。一族が支配した「徳田王朝」の構造が揺らぎ始めている。
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「隠ぺい等せずに」
「徳洲会グループの皆さんにも東京地検からの事情聴取や証拠物の提出要請があるかと思います」
特捜部が18日にグループ東京本部(東京都千代田区)や虎雄氏が療養生活を送る湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)への家宅捜索を終えた直後、各病院の病院長に向け、1枚の通知が届いた。
差出人は虎雄氏。通知では「(特捜部に)聞かれたことについては正直に話せばいいですし、提出を求められたものは隠ぺい、破棄等せずに協力してください」と促した。
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