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事件
【徳洲会事件】徳田氏、裏金6.8億円を株投資 「ゼネコンからバックさせ運用」
公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた医療法人徳洲会理事長、徳田虎雄氏(75)が、裏金として保管していた現金6億8千万円を親族らの名義で株式投資に充てて運用していたことが25日、産経新聞の取材で分かった。関係者は「裏金の大半は徳洲会グループの病院を建設するたびに、受注したゼネコンから工事金額の一部をバックさせて増やしてきたものだ」と証言。徳洲会は全国に66の病院を持つが、施設建設の裏で蓄財していた疑いがあり、医療法人の認可見直しに波及する可能性もある。
東京地検特捜部も同様の事実を把握しているもようだ。
複数の関係者によると、徳田氏は平成18年頃まで、徳洲会グループの病院建設の際、工事を受注したゼネコン側から原則として本体工事金額の3%程度を現金で戻させ、裏金として保管してきた。バックリベートを捻出させるため、追加工事額を水増しして発注することが多かった。
徳田氏と親しい設計会社社長がゼネコン側との折衝にあたり、工事代金の支払い後、社長がゼネコン側から現金を受け取り、徳田氏のもとに届けていた。
14年に徳田氏が療養生活に入って以降、裏金は徳田氏の療養部屋のベッド脇にある書類棚に保管し、秘書が出納記録を作成して管理していた。
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