徳洲会理事長退任:徳田虎雄氏の声明文

毎日新聞 2013年10月08日 11時28分(最終更新 10月08日 11時39分)

 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反容疑事件を巡り、同会は8日、徳田虎雄理事長(75)が事件の責任を取って、同会の理事長職を含むグループ6法人・組合すべての代表を近く退任することを明らかにした。

 <徳田虎雄理事長の声明文>

 去る9月中旬の東京本部・大阪本部をはじめ各施設に対する東京地検の家宅捜索以来、一連のマスコミ報道によって徳洲会グループの患者様や職員及びご家族の皆様、あるいは取引先の皆様に多大な不安を与えております事を心よりおわび申し上げます。

 私自身は、捜査容疑である公職選挙法違反の捜査を真摯(しんし)に受け止めて、現時点では捜査の結果を見守るためにも、捜査には全面的に協力するつもりですし、徳洲会グループの職員の皆様にも何事も隠すことなく捜査当局に協力をするようお願いしています。

 ある週刊誌は、私が今回の捜査に対して「徹底抗戦する」と、意思表示をしたかのような記事を掲載しましたが、それは誤りです。ここに改めて否定をいたします。

 私は理事長としての責任を回避するつもりはありません。

 多くの方々にご迷惑をかけている責任を取り、また、一日も早い徳洲会グループの信頼回復を願って、近日中に「医療法人徳洲会」及び「特定医療法人 沖縄徳洲会」の臨時理事会を招集し、その理事会にて理事長職を退任する所存です。また、「社会医療法人社団 木下会」「埼玉医療生活協同組合」「札幌医療生活協同組合」「医療法人 静仁会」の理事長職についても順次、退任する所存です。

 私の最後の願いは、「生命だけは平等だ」の理念の基に集まった多くの職員が、徳洲会の原点である離島・僻地(へきち)医療をはじめ全国各地で、今後も患者様中心の医療、福祉介護を実践し、徳洲会の理念の継承をしていくことであって、私個人や家族のことではありません。徳洲会グループがこの苦境を乗りこえるためには、幹部から一般職員の方まで一致団結していくことが必要だと信じています。

 今回のような事態に至った責任の所在については、いろいろなご意見があるでしょうが、基本的には理事長である徳田虎雄の責任であることは間違いないのですから、特定の個人を責めることは避けるようお願いいたします。

最新写真特集

毎日新聞社のご案内

TAP-i

毎日スポニチTAP-i
ニュースを、さわろう。

毎日新聞Androidアプリ

毎日新聞Androidアプリ

MOTTAINAI

MOTTAINAIキャンペーン

まいまいクラブ

まいまいクラブ

毎日ウィークリー

毎日ウィークリー

Tポイントサービス

Tポイントサービス

毎日jp×Firefox

毎日jp×Firefox

毎日新聞のソーシャルアカウント

毎日新聞の
ソーシャルアカウント

毎日新聞社の本と雑誌

毎日新聞社の本と雑誌

サンデー毎日

サンデー毎日

週刊エコノミスト

週刊エコノミスト

毎日プレミアムモール(通販)

毎日プレミアムモール(通販)

毎日新聞のCM

毎日新聞のCM

環境の毎日

環境の毎日

毎日新聞を海外で読む

毎日新聞を海外で読む

日報連

日報連