- [PR]
事件
【徳洲会事件】虎雄氏「逃げろ。遠くへ行け」 逃走中も偽名で選挙参謀
3人は逃走中もそれぞれグループの仕事を与えられ、寮を拠点に偽名で働いたほか、選挙運動にも駆り出されていた。
8年の衆院選で、徳田氏が代表の自由連合は全国で88人もの候補者を擁立。その多くが選挙経験のない新人だったため、経験豊富な徳洲会グループ職員が各陣営に派遣された。逃走中の職員も兵庫、埼玉県の候補陣営に派遣され、偽名で選挙参謀を務めたという。
3人のうち、時効成立まで逃げ切った男性は9年、鹿児島県内のクリニック事務長に就任している。同県内の病院元幹部によると、このとき、近隣の病院長らが集まった会合で徳田氏は、米国のテレビドラマ「逃亡者」の主人公にたとえ、「日本のリチャード・キンブルだ」と男性を紹介したという。
病院元幹部は「理事長が彼に付けたキンブルのあだ名は勲章みたいなもので、逃亡するほど忠誠を尽くせば要職に就けられる実例として語られた」と話した。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]