そこは『天上界』と『魔界』が存在する世界。
かつて『魔界』の総軍を指揮し、監視者である『天上界』に牙を剥いた男がいた。
魔界を統べる業王の息子であり、闇の皇子と称される男――バアル。
しかし、彼の野望は天上人によって、粉々に打ち砕かれてしまう。
バアルは敗北し、百年に渡って幽閉された上、その記憶を奪われてしまう。
ようやく娑婆に出てきたとき、バアルは自分の名前すら忘れていた。
出来ることと言えば、強制労働の日々の中で覚えた、土方仕事ぐらい。
不景気で食っていくことができず、その日ぐらしの日々を送っていた。
<そんな中、その異常な魔力に目を付けられて、ある仕事に勧誘される。
それは『天上界』にあるメルイート魔法学園にて、臨時講師をしてみないかというものだった!
その話に飛びつくと、トモヤ=レイオットと名を代えて、教職に就くことに。
トモヤが担当するのは、メルイート魔法学園の落第生を集めた通称『落ちこぼれ組』。
問題児三人の面倒を見ることになり、魔界的指導で奮戦することに!
果たして一番大切な『はぁと』の魔法を教えることができるのか……?
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