入社後3ヶ月間の設備基礎研修を経て、1年目の7月からネットワーク部の各担当において、OJTという形で業務を経験。業務実践を通じて知識を深め、2年目から現在のIPリンク担当に配属となる。「いつか、後輩に目指される先輩に」。その想いを胸に業務に取り組む日々。
幼い頃から、通信インフラの保守や運用に携わる父親の姿を見て育ち、ネットワークをまもる仕事の素晴らしさに憧れを持っていました。昼夜を問わず、故障復旧の現場に向かう姿をみて、自然と父親の仕事を自分の将来の仕事として意識するようになっていました。中学時代、NTTネオメイトがネットワークの保守業務を行っていると知ってからは「絶対この会社に入るぞ!」と決意。そこからは、どんな時でもお客さまの通信をまもる技術者になりたい、その想いが変わることなく、今まで走ってきました。
入社した現在では、故障修理の現場で自分の手を動かして作業をする度に、「憧れの仕事に就けたんだ」と実感しています。
私は「IP・リンク担当」の中の「IPグループ」と呼ばれる組織に所属しており、大きく分けてふたつの業務があります。ひとつは開通業務で、フレッツサービスを提供するための装置の設置や試験等を行うのが主な業務。インターネットプロバイダとお客さまを繋ぐ装置の新設や初期設定も開通業務に含まれます。もうひとつは保全業務で、故障修理を行っています。あらゆる場所を繋ぎ、張り巡らされているネットワーク通信網のどこかに故障が発生したとき、NTTビルに即座に駆けつけ、装置の故障対応を行います。経験豊富な先輩との同行では毎回新たな気づきがあります。故障原因発見の着眼点や無駄のない修理方法など、間近で学ぶその技術を、次回直面した故障対応にいかせるよう、スキルアップに努めています。
広い視野を持つことだと思っています。NTTビル内には、通信を担うあらゆる装置や設備が設置されており、他部署と連携しながら修理にあたります。その中で、部署ごとに故障修理の担当範囲は決められていますが、それはあくまで「作業範囲という括り」での話。自分の担当範囲と関連する装置の知識も蓄えておけば、他部署の作業者の意図をすばやくキャッチでき、よりスムーズに故障を復旧させることもできます。対応後に作成する故障症例の報告書に関しても、誰がどのように活用するかを考え、わかりやすい資料の作成を心がけています。
お客さまにとって、通信とは繋がっていて当然なもの。それだけに故障修理は迅速かつ的確に行わないといけません。私の携わっている業務はネットワークを守る最後の要。当たり前のようにインフラを守るのは、一筋縄ではいかないことも多いですが、だからこそ大きなやりがいを感じられるのだと思います。