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首相 風評被害の払拭に努める
10月19日 18時54分

首相 風評被害の払拭に努める
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安倍総理大臣は19日、東日本大震災からの復興状況を視察するため福島県を訪れ、相馬市の漁港で、近海で採れた水産物を試食し、東京電力福島第一原子力発電所の事故による風評被害の払拭(ふっしょく)に努める考えを強調しました。

安倍総理大臣は、ほぼ月に1度、東日本大震災の被災地を訪れており、19日は福島県相馬市の松川浦漁港を訪れ、福島第一原発の汚染水問題で一時中断したあと、先月25日に再開した試験操業の状況などについて、漁協の関係者から説明を受けました。
安倍総理大臣は、近海で採れたタコやイカ、それに試験的な漁が始まったシラスを試食し、「全国の皆さんにおいしくて安全だということを知ってもらいたい。
われわれもしっかり発信していく」と述べ、風評被害の払拭に努める考えを強調しました。
続いて、安倍総理大臣は、新地町で、地震と津波で大きな被害を受け、住民を高台に集団移転させる事業の進ちょく状況を視察しました。
安倍総理大臣は、仮設住宅で暮らす住民に、「皆さんは、住民の合意形成が難しい集団移転でまとまり、いよいよ新しい未来の姿が見えてきた。
われわれも福島の復興のため全力を尽くすので、一生懸命頑張りましょう」と激励しました。
このあと、安倍総理大臣は、南相馬市に移動し、原発事故による旧警戒区域内で、生産活動を再開した、ちゅう房機器の工場を訪れました。
一連の視察のあと、安倍総理大臣は、記者団に対し、「試験的とはいえ漁が再開し、検査の結果、すべて安全であることが明らかになった。
一方、事実に基づかない風評によって被害を受けているのも現実で、福島の水産物や農産物は安全だという正確な情報をしっかりと発信していきたい」と述べました。

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