握手を交わすトム・ハンクス（右）と安倍首相

「第２６回東京国際映画祭」（１７日、都内）では、日米の豪華な２ショットが実現した。

　オープニングセレモニーの写真撮影で、ハリウッド俳優のトム・ハンクス（５７）と安倍晋三首相（５９）が登壇して対面。

　ゲストとして招かれた安倍首相は「総理大臣として、再び東京国際映画祭に出席できるとは思ってもいなかった」と、２００７年の自身の首相退陣を自虐的に回想した。

　その上で「『人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないとわからない』。これは『フォレスト・ガンプ』のトム・ハンクスさんのセリフです。私の人生のようなもの」と、名作のセリフを引用してスピーチした。

　安倍首相が降壇後、トムがあいさつ。主演映画「キャプテン・フィリップス」（１１月２９日公開）で、同作の主人公のモデルとなった人物にトムは実際に会ったという。

「（その人物は）靴を履いてなくて、パジャマの下だけはいて、ビールを飲みながらバスケを見ていた。僕にピッタリの役だと思った」とダラッとした生活を送っていた劇中のモデルと自身を重ね、会場の笑いを誘った。