いよいよ、明日が開棟。
2年間を振り返り、おさらいしよう。
病棟建設推進のカモフラージュの合言葉は「人権」だった。
嘉田知事がそう発言し、厚労省の資料にも書かれ、病院事業庁も説明し、黒幕ごっこが大好きな地域の自称ご意見番長老族たちが言い、人権意識にほど遠い人権の会長が暗躍し、一度は逃げ出してからリターンしたへなちょこ福祉の会長が騒ぐ。
しかし、実際調べてみると、H25年6月時点で768床整備済み。
<厚労省・指定入院医療機関の整備状況>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sinsin/iryokikan_seibi.html
入院対象者はというと、670人。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sinsin/nyuin.html
すでに間に合っている。
厚労省の当初の整備目標数は、700床程度と初期の資料に書いてあった。
それでも建設をやめない。
厚労省の部署の名前も「医療観察法医療体制整備推進室」という名称。
間に合っているのに、「整備推進室」。
地方では、病床数が大きい病棟を建設すればするほど、病床数に応じた交付金が国から入る。
そして、診療報酬で運営できるようになるまで、病床数に応じた運営補助金も出る。
明らかに「人権」という名の公共事業だ。
その公共事業も、未来につながるものだったら納得できるが、おかしすぎることが多い。
精神障害者の犯罪件数は横ばい(法務省資料)。
京都の大杉弁護士の調査報告書をご本人の同意を得て、当HPでも掲載した。
<過去投稿から>
http://green-hill.info/2012/07/16/%e5%8c%bb%e7%99%82%e8%a6%b3%e5%af%9f%e6%b3%95%e3%81%ae%e5%ae%9f%e6%85%8b%ef%bc%8f%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e5%a0%b1%e5%91%8a%e2%91%a0/
この中で、「軽微な傷害」でも申立てされていると書かれている。
以前、家族会の方からいただいた資料によると
「この法律の対象は重大な他害行為を行った人とされています。ところが実際には、自宅の窓枠を焦がしただけの放火事件だの、弁当2個を奪ったなどのごく軽微な事件にも適用されています」
「殺人や殺人未遂の事例で「医療観察法」の適用が申し立てられたケースでは、被害者の大半が加害者の親族です」
と書かれている。
軽微な傷害でも医療観察病棟に入れられている?
家族や親族と対象者との葛藤?
ここに「医療観察法」の問題があるのでは。
下記は、読売新聞の佐藤記者の「精神医療ルネサンス」の記事より。
医療保護入院などの問題点があぶりだされている。
ならず者医療(1)「拉致」された女性(P1)
ならず者医療(1)「拉致」された女性(P2)
ならず者医療(2)「それは拉致です」と厚労省(P1)
ならず者医療(2)「それは拉致です」と厚労省(P2)
保護入院の闇(2)抵抗したら「統合失調症」
保護入院の闇(3)なぜ薬物中毒?
保護入院の闇(4)悪用防ぐ改革を
こちらの「人権」も問題にすべきなのではないのか?
明日の開棟式では、珍しく当地域に足を運ぶ嘉田知事。小沢氏との見つめ合い会見(誰もが興ざめした)後の破局以来、精彩さがなくなりたそがれすぎている。
第2ステージの始まりだ。
滋賀県の医療観察病棟の運営もじっくり観察しよう。