Updated: Tokyo  2013/10/19 15:02  |  New York  2013/10/19 02:02  |  London  2013/10/19 07:02
 

NY連銀総裁:段階的縮小は大き過ぎてつぶせない問題解決せず

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  10月18日(ブルームバーグ):米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、経営破綻間近の大手金融機関を段階的に縮小する政府の計画について、公的資金による救済の確率を低めることに役立つものの、金融機関の資本増強や監督強化の必要性を排除するものではないとの認識を明らかにした。

ダドリー総裁は18日にワシントンで開かれた銀行破綻処理の方法に関する会合で講演し、「システム上重要な金融機関の破綻に伴う金融安定化コストを減らすことと、破綻の可能性を低下させるために資本・流動性基準を厳格化することの2つの道は、補完しあうものであって、一方が他方の代替になることはない」と指摘。「回復力の高い堅固な金融システムを実現するため、両方のアプローチを推進し続ける必要がある」と強調した。

原題:Dudley Says Wind-Down Plans Don’t Solve Too Big to Fail(1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:New York Caroline Salas Gage csalas1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/10/19 11:26 JST

 
 
 
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