タルーロFRB理事:大手銀の段階的縮小計画の明確化必要
10月18日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は、政府が経営破綻間近の大手銀行の段階的縮小計画を明確にしなければ、債権者が高めの金利を突き付けるか、その銀行を完全に見捨てる恐れがあると指摘した。
タルーロ理事は18日にワシントンで開かれた銀行破綻処理の方法に関する会合で、「債権者やカウンターパーティー(取引相手)は破綻処理でどのような取り扱いを受けるのかについて明確な見通しが持てない限り、新たな不確実性を埋め合わせるためのプレミアムを請求する必要があるかもしれない」と指摘。「金融システムのストレスが高まる時期には、特定の銀行との取引に完全に後ろ向きになる恐れもある」と付け加えた。
原題:Tarullo Urges Clear Wind-Down Plans So Banks Aren’tShunned (1)(抜粋)
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更新日時: 2013/10/19 10:56 JSTニュース一覧
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