米リッチモンド連銀総裁:経営難の銀行には破綻が最善の選択
10月18日(ブルームバーグ):米リッチモンド連銀のラッカー総裁は大手金融機関が深刻な経営難に陥った場合は、政府による救済ではなくそのまま破綻させるのが「最初にして最も望ましい選択肢」だと指摘した。
総裁は18日、ワシントンでの会議で講演。事前に配布された原稿によれば、経営難の金融機関について投資家が、政府管理下入りや税金による救済ではなく、秩序立った清算を見込めば、金融システムの安定性はより確実になると述べた。
ラッカー総裁はさらに、「市場参加者の意欲は、効率的に資本とリスクを配分する金融システムの構築という当局の政策目標とよりしっかり結び付く」とし、「大手金融機関はレバレッジ縮小や短期の資金調達への依存低下を目指すだろう。その結果、金融機関と市場は金融逼迫(ひっぱく)に対する抵抗力が強まる」と指摘した。
原題:Fed’s Lacker Says Bankruptcy Best for Failing Banks, NotRescue(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Jeff Kearns jkearns3@bloomberg.net
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更新日時: 2013/10/19 00:03 JSTニュース一覧
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