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【ゴルフ】

野仲が首位 一番下からてっぺん挑戦

2013年10月19日 紙面から

◇日本オープン<第2日>

 ▽18日、茨城県つくばみらい市、茨城GC東C(7320ヤード、パー71)▽晴れ、気温18・6度、風速1・9メートル▽賞金総額2億円、優勝4000万円▽108選手(うちアマ9人)▽観衆1873人

 今大会は予選会から出場した選手の優勝者は出ていない。その“壁”にこの日首位に立った野仲茂(43)=横浜CC=と2位の甲斐慎太郎(32)が挑む。野仲は6バーディー、1ボギーでこの日ベストスコアの66をマークして通算7アンダー。一方の甲斐は4バーディー、3ボギーの70で回り通算6アンダー。ともにツアー通算1勝。伏兵たちがゴルファー日本一をめざして、第3日には最終組で激突する。

 17番パー3。グリーン手前のバンカーから第2打をカップインさせてのバーディー。最終18番は8メートルのバーディーパットを一発撃沈。終盤での攻勢で首位に立った野仲は「今日のスコアは自分でもビックリです。前半耐えて、後半はバーディーがいっぱいきて、ドライバーもセカンドもパターも完璧でした」と満面の笑み。

 この大会3回目の出場となる野仲。今年は予選会からの出場だ。8月13〜14日に茨城県・大利根CCで行われた最終予選では7人通過の7番目だった。現在賞金ランキング51位(獲得賞金額約1199万円)だけに「今回の目標は予選通過。賞金も稼げるだけ稼いで早く(シード権争いで)楽になりたいので。この位置にいるのが不思議」と、09年大会初日以来2度目の首位にニヤリだ。

 01年からシード権を保持してきたが07年に手放し、09年に復活し10年の関西オープンで待望のツアー優勝を飾った。昨年は賞金ランキング65位も「今年の前半戦はシャンクが止まらなくてフェアウエーからダブルボギーを打つことが多かった」そうで、予選落ちが続いた。しかし、「後半戦からアイアンのヘッドを大きいモノに替えて当たるようになり、精神的にも楽になった」。6月下旬のミズノオープンから今大会まで9試合予選落ちなしだ。

 今季ここまでのドライビングディスタンスは278・06ヤードで78位だけに「ティーショットはパー3以外は全部ドライバー。日本オープンの割にフェアウエーが広いので、結構むずかしいホールでもフェアウエーを捉えられている」と果敢な攻めが好スコアにつながっている。第3ラウンドは最終組。「優勝とか意識しないで、なるべく上位にいけるように。ベスト10に入れば最高ですね」。野仲が“無欲”を武器に頂点をめざす。 (櫛谷和夫)

 

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